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金容海先生指導による祭祀実演

김용해선생님 지도로 제사실연

2009年10月12日

10月12日、同胞保護者の有志で、祖先を敬う祭祀(チェサ・法事)のやり方を実際に行い、それを
ビデオに収め、これからの次世代の若い同胞に残そうと、金容海先生の指導のもと、実演を行った。

高用哲さんの祖父、祖母の祭祀(チェサ・法事)という仮定で行われた。
目的は来年発刊予定で制作を進めている金容海先生の自伝に「祭祀」章を作成し、
在日2世以降の次世代が、祭祀を理解しやすくするように、その自伝本に添付するDVDに収めることだ。

祭祀(チェサ)お供え膳、陳設(チンソル)

祭祀(チェサ)の式順

左に小さなお供え膳は家の神にするもの、「門祭床」(ムンジェサン)という。

お正月(チョンウオル)やお盆(秋夕・チュソク)に行う祭祀(チェサ)を名節(ミョンジョル)という

名節のお供え膳、ここでは4代先祖の神位と、ご飯の代わりにトック(雑煮)を供えてしる。

金容海先生から、祭祀(チェサ)の説明を聞く。いろいろとわかった。

始まる前に金先生からチェサ祭祀に関して説明を聞く。
祭主(右端)がお供え膳を不備はないか、点検する。 紙榜(チバン)という紙で作った神位。
茅沙(モサ)地上、地下の神を呼び起こす。
茅(ちがや)またはワラを束ねて赤い糸を結び砂や米の上に立てる。
礼をするとき左の手を右の上に載せる(男)。礼は2回行う。再拝(チェベ)という。
門祭は、家の守り神捧げるチェサ祭祀だ。本祭祀の前にこれを行う。これは済州道に多いと言われる。
門祭の供え膳
チャチップサ(左執事)側で酒など注いだり、お供え膳に上げるのを手伝う。次男が礼、再拝(チェベする)
左執事がお供え物を少しずつつまみ、酒杯に入れる。 終献官(チョンホンガン)の次男が門祭の祭事を行う。
食べ物はすべて箸をつけ、酒杯に入れる。
箸はご飯にまっすぐ立てる。
終わって、お膳は奥さんが片付け、台所へ持って行き、お供え物を少しずつ入れた酒杯は植木の根元に注ぐ。

動画、門祭のもよう。

本番に入る前に金先生から説明が行われた。
チェサ祭祀はこの順番に行われる。
祭主は長男が行う。初献官(チョホンガン)という
家族とチップサ(執事)はまずジョル(礼)をあげる。
祭主が酒杯を香炉の上で回す。
祭主が香木(ヒャンギ)を香炉に入れる。
祭主が再拝(チェベ)する。
右執事が酒を注ぐ。
左執事が酒杯を供える。
執礼(チムネ)が祝(チュク)を読む。
これが、伝統的な「祝」 「祝」の読み方を懸命に練習する梁ピョンスさん。
金先生の指導のもと、本番チェサが進められた。
夫人(亜献官・アホンガン)が礼、再拝する。
祭官全員で再拝する。
終わりに、チバンと「祝」を燃やす。
親戚などすべての人がお別れのチョルをあげる。
お正月の時の祭祀、名節(ミョンジョル)
茶礼(ちゃれい)という。
名節では父母だけでなく、その上の先祖を祀る。
ここでは4代の先祖を祀る。

この名節のお供え膳では紙榜(チバン)には4代までの名が書かれている

終わってから、祭祀(チェサ)の意義などの説明を聞く
終わってから、チェサの意義などの説明を聞く
祭祀(チェサ)の心得
祭祀(チェサ)は真心が大事 終わって皆さんはそろって、「飲福」(ウムボク)する。
チェサの意義は、祖先を偲び敬うことと、親戚との交流を深めるためにある。それを「飲福」といって、参加者はチェサの供え物を飲食することで、福を貰う事になる。

■同胞保護者連絡会19回総会(2009/6/27)
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