異業種交流会フォーラム・アイ
テグ地下鉄事故に見舞金

鳳＠bongのpage

この日、渡した総領事宛の趣意書

前略、先日、テグ市の地下鉄火災被災者へのお見舞についてお問い合わせしました大阪商工会議所生野支部異業種交流「フォーラム・アイ」（代表幹事・佐藤　元相）幹事の岡田　光司です。まず、今回の火災で不幸にもお亡くなりになられた120人にのぼる犠牲者の方々へ心からお悔やみを申し上げます。また、お怪我をされた方々のご回復を願い、あわせて早期に復旧されんことをお祈りいたします。
　さて、貴総領事館でお見舞金を受け付け下さるとのお話を伺いし、さっそくメンバーに募りましたところ、１７人か58,550円のお見舞が集まりました。少額ですが「フォーラム・アイ有志」としてお渡しいたします。どうかご査証の上、被災者の方々にお届けいただきますようお願い致します。
　当会は生野区を中心に中小零細企業約３０社が集まり、生野区活性化のための事業などを行っております。その中で韓国語講座もつい先日から始めました。ご承知のとおり生野区には韓国・朝鮮人の方も多く住まわれており、メンバーには在日の韓国人経営者もおります。火災をニュースで知り、数多くの犠牲者の方々に少しでもお役に立ちたいとお見舞いを募った次第です。それを快くお受け取りいただく便宜を払っていただき感謝いたしております。
　実は私事ですが、当会は生野区を活性化させる活動を行っております。当然、生野区の歴史も考慮して様々なプランを立てます。

その際、在日韓国・朝鮮人の方々の歴史が必ず浮かび上がってきます。ある時、在日韓国人の経営者の方とお話してい
て、「朝鮮半島が３８度線で分断されている原因は日本にある」と言われました。その通りだと思います。それで、「今、日本にできることがなにかありますか」と尋ねると、うーんとうなった後「今となっては・・・」と仰り黙り込まれました。私は「なにもできないのか」と自問しましたが答えは出てきません。
　今回のお見舞いは「なにもできない」なかで、かすかに私ができることなんです。歴史的な理由で韓国・朝鮮人の方が多く住まわれている生野区に「その歴史の痛みを感じ、朝鮮半島の人たちのことを思っている住民がいる」。それを朝鮮半島の人たちや日本人に知ってもらえるだけでも、なにかになるんじゃないかと。そして、知った人がまたお見舞いを送り、その輪が広がればいいと考えたのです。勝手にマスコミに報道を御願いしたのもそのためです。ご容赦ください。
　何かのご縁です。当会のホームページを印刷し持参しております。よければお読みください。機会がありましたらぜひ一度当会の方にお寄りください。
　最後に、繰り返しになりますが、犠牲者の方々にお悔やみを申し上げますとともに早期の復旧をお祈りいたします。
草々
　　　　2003年２月28日
　　　　　　　　　　　　　フォーラム・アイ有志一洞

（岡田さん記）

2003年2月28日

大阪商工会議所生野支部の異業種交流会ファーラム・アイが
2003年2月28日、韓国総領事館へ見舞金を送った。

読売テレビ、当日11時45分のニュースに放映されました。

まだ、完成していません。

韓国・テグ市で起きた地下鉄火災へのお見舞金が、有志17人から集まった。
２月２８日、佐藤さん、高さん、えみりさん、山崎さん、大熊さん、前田さん、矢部さん、林さん、岡田さんの９人で西心斎橋の駐大阪大韓民国総領事館に届けた。
金一萬・副総領事にお見舞金と先日メールでお知らせした手紙、フォーラム・アイの資料を渡した。
金副総領事は
「みなさんのお気持ちに感謝します。必ずテグの方々にお渡しし、みなさんのお気持ちをお伝えします」
と仰った。
読売テレビがこの日のお昼前のニュースでその模様を放送した。
在日の新聞「統一日報社」と毎日新聞も取材に来た。
（岡田さん記）

難波・スポーツ・タカハシ前で集合（佐藤さん撮影）

毎日新聞の根本記者が待っていた。

統一日報の鄭記者も。

読売TVの木村記者やカメラマンたち。

「彼らの尊い命に報いるためには、韓国でも日本でもそして世界中で同じ事を繰り返してはならないのです。」
　「今回の事件を教訓とし私たちがどのように活かさなければならないのかを亡くなった多くの尊い命に問われていると想うのです。」
(佐藤代表幹事）