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第2回
i-まだん韓国研修旅行
参加者の感想文

2004年11月20〜23日

フォーラム・アイの「楽しい韓国語講座」を受けている受講生を中心として、韓国研修旅行を行った。

これはその参加者たちの感想です。



身も心も癒されていく感じ

          

       真田 乃梨子

グツグツ煮たった赤いお鍋の中は、あさり、アワビ、えび、イカ等海の幸が所狭しと入っています。スッカラで赤いスープを、ひと口すするとのどの奥がチリチリする心地良い辛さと、口の中に広がる濃厚で奥深い味が広がります。
お鍋の廻りは、蟹キムチを始め、何種類かのキムチが並び、汗だくで食べる人、恐る恐る見たことの無いキムチに箸を伸ばす人、和気合い合いと食がすすみます。
暫くすると、やおら、鍋にタコが放り込まれ、たこ踊りに圧倒され、体を引いてしまうのは、3秒ほど。次は、タコがどんな味かと、箸を伸ばしてモグモグ、「ナ、ナントこの弾力と柔らかさ」しっかり噛んで、そこへ、OBビールをノドに流し込むと、「プワーァ」浮世の憂さも何処へやら・・・。
これぞ、本場、木浦のヘムルタンの醍醐味でした。

あくる日の、早朝は、澄んだ空気の中を、ゆっくりとユダル山に登っていきます。
朝日が雲間から、日本の太陽の色と少々違う色をして現れます。
日本の朝日は、黄色が勝った太陽なのに、木浦の太陽は限りなく赤に近い朱色で、これが港町に登る朝日かと、その美しさに息を呑みます。
海に目をやると、朝もやの中に点在する島が浮かび上がり、目を閉じて、深呼吸すると、身も心も癒されていくのを感じ、この旅行に参加して良かったと思った瞬間でした。

ユダル山に向かう前にチョットしたハプニングが有り、危うく、この景色を見ることが出来なかったかと思うと、神様に感謝、同行してくださった皆様に感謝です.(ホント、ホントですよ。)

ソウルでは、高さんが多感な少年期を過ごされた場所に同行させて頂きました。奇跡的にも、建物も、路地も、50年近く前のままであったのには、驚きました。
高さんの懐かしそうな、嬉しそうな顔を見ながら、その頃のエピソードを聞かせてもらいました。廻りの大人たちに声をかけられ、情を掛けられながら、生きてこられたのだと・・・。
きっとその頃の事が現在の、高さんの核になっているのでしょうか・・・。
路地の影からひょいと、高少年が現れて、洗濯用のタオルの籠を提げて私の横を走り去ったように感じたのですが・・・。

何度か訪れている韓国を、少しは、知ったつもりでいたのですが、なんと、浅はかだった事でしょう。
高さんを始め、金先生、皆様と御一緒させて頂き、韓国まだんの旅は、皆様の人柄に触れる旅でもありました。
さりげない心使い、何度も感激し感動致しました。
心から、お礼申し上げます.

後藤さん(右)と
木浦で食べたヘムルタン

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